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さて、秩父アンバサダー吉川さんの

 

お出迎えで始まった、秩父蒸溜所研修。

 

 



 

まずは、イチローズモルトに使用している

大麦を見せてもらいました。

 

 



 



 



 



 

イングランド、スコットランドから取り寄せている

大麦オプティック。

 

これをまず粉砕します。

 

 



イギリス製の粉砕マシン、

ホーロータイプのミルです。

 

赤い箱がそれで、上から入れ粉砕され下から出てきます。

コーヒーミルの原理と一緒ですね。

 

ここで大事なのが粉砕率。

 



 

殻の部分の

ハスクが20%、グリッツが70%、フラワーは10%。

こういう比率にすることが非常に大事だそうです。

その後の仕込み工程がウイスキーの場合は

非常に古典的な方法、伝統的な方法でやっています。。

このハスクの部分が自然の濾過槽になるので

フラワーが多すぎちゃうとハスクの間に

目詰まりを起こしてしまい、

全然ろ過できなくなってしまいます。

にごったものが出てきたりとというようなことがあるので、

このような粉砕比率にすることが大事です。

季節、温度、湿度などで変わるので

感覚で判断する事も大事で、

日々ミルローラーの調整をしているそうです。

 

既にここからがウイスキー作りに大事なひとつになっています。

 

 

 

次はマッシング、麦芽の糖化です。

ウイスキーの元となる、麦汁を作ります。

 

 



 



 



 

秩父こだわりのミズナラの発酵槽。

 

ここで水(お湯)、酵母が加えられ発酵します。

 

一番最初にマッシュタンの中で64度くらいになるように

1700Lのお湯を投下して、よくかき混ぜて

マッシュというおかゆ状のものを作ります。

それを30分間置いておきますと、

ハスクが沈殿して自然の濾過槽を形成し、

この30分間ででんぷんがほぼ糖分に変わるので、

30分で非常に甘いジュースみたいなものが出来ます。

同様にろ過をした後で2回目のお湯を加えます。

2回目は1回目よりも熱いお湯を入れてろ過を行います。

1回目と2回目の麦汁が発酵に回ります。

3回目のお湯を投入しますが、3回目のお湯というのは

残糖分がハスクの中に残っているんですね。

それをきれいに洗い流して1回目の仕込みに使用します。

無駄なく糖分を回収するというのが3回目のお湯の役割になります。

 

この後は蒸溜するので

ここでは、どれだけ無駄なく糖化させ、

甘味や香りを作り、残すのかが大事になってくるそうです。

 

余談ですが、ミズナラの発酵槽、、

ミズナラの香りというのはここではほとんどつかないそうで

むしろ木製の発酵槽による、天然の菌や酵母菌が大事な発酵で

天然の香りを作ってくれるそうです。

 

ここで、お楽しみの発酵槽をのぞかせてくれました!

 

 



 



 



あらよっと!(笑)

 



 

 

 

 



前日に仕込んだもの。

 

一日でこんなにモコモコ。

 

アルコール、ガスが発生して良い香り。

まさに糖化中。

放っておくと泡が溢れ出してしまうので、

まさに泡となって消えてしまうので(笑)

中にプロペラみたいなものが合って、

 



それで泡を遮断しています。

 

最初の2日間でイーストによる発酵がほぼ終了、

それと入れ替わりで今度は乳酸菌が働いてくれ

ウイスキーに必要な複雑さや華やかさを作り出してくれます。

 

 



本当にいい香り。

ずっと嗅いでいたい、、

この泡を枕にしてイチローズモルトを飲みながら、寝たいです。

 

 

 

。。。と、今日はここまでにて。

 

次回は、蒸溜⇒ミドルカット⇒熟成庫編です。

 

ここもまた面白いです☆

 

 



 

 



 

 

それでは、本日も宜しくお願い致します。(^^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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